JAGA活動レポート 2016年03月14日
さる平成28年3月14日、神戸大学社会科学教育研究府とJAGA共催のセミナーが開催されました。青木氏から、国立大学における運営費交付金、施設整備のための補助金収入が継続的に減少しており、国立大学法人の財務体質が悪化していること、中長期視点に立った教育、研究のための施策を実施していくうえでは、財務マネジメントにおいて将来予測に基づくリスクマネジメントが必要であること、独立行政法人化によって発生主義の会計基準を導入している国立大学法人においては、キャッシュフロー計算書を活用した中期計画期間(6年間)の予測財務諸表を作成し、楽観、悲観ケースなどの考え方で意思決定のために会計情報を活用し、リスク軽減のための対策を講じる必要性が高いことについて説明がありました。
国立大学法人は発生主義会計を導入しているものの、経営努力としての利益の概念が曖昧であることから、民間企業のような損益計算書ベースの予算管理は現場の理解を得にくいこと、予算管理が現金主義で行われていることをふまえるとキャッシュフロー計算書を活用することが有意義であること、支出ベースの経費分析に基づく予算配分の可能性や限界について、意見が交わされました。