2017年9月会議の報告から筆者多忙のため間が空いてしまいましたので、2017年12月、2018年3月、2018年6月の計3回分の会議の進展をまとめてご報告いたします。ご了承ください。
2017年12月会議で、公開草案第64号「リース」を承認、その後、公開草案第64号は2018年1月に公表されました。
この公開草案第64号は、借手だけでなく貸手についても使用権モデルを適用することを提案している点が、IFRS第16号「リース」と大きく異なっております。この点について各国から寄せられたコメントは賛否が大きく分かれています。審議は2018年9月から再開されていますが、その内容は今後の記事でご紹介します。
2017年12月会議で、コンサルテーション文書「戦略及び作業計画2019-2023(案)」を承認、その後、2018年1月に公表しました。
各国利害関係者から積極的に意見を取り入れて中期計画を策定する、その中間成果物です。前中期計画よりも、IPSAS基準の普及啓発により力を入れる方針となっています。新プロジェクト案としては、「天然資源」「割引率」「簡易版IPSAS」「概念フレームワークの限定的な見直し」「セグメント別報告」の5つが挙げられています。
その後、さらに2018年12月会議で最終案が承認されていますが、その内容は今後の記事でご紹介します。
2018年3月会議で、公開草案第65号「IPSASの改善2018」を承認、その後、2018年4月に公表しました。
改善とは、単独ではプロジェクトを立ち上げるほどではない修正事項を扱うもので、今後は毎年実施の予定です。内容はIPSAS独自のものとIFRSの改訂を取り込むものの大きく2つに分かれます。
その後、さらに2018年9月会議で最終案が承認されていますが、その内容は今後の記事でご紹介します。
2018年6月会議で、IPSAS第41号「金融商品」が承認され、その後2018年8月に公表されました。
IPSAS第41号はIFRS第9号「金融商品」に合わせた新基準になっています。IFRS第9号とほぼ同様の内容ですが、公的部門でよくみられる低金利の融資(コンセッショナリー・ローン)について、ガイダンスや設例を追加しています。
【IPSASB】国際公会計基準審議会(IPSASB)2017年12月会議の報告 | 日本公認会計士協会
【IPSASB】国際公会計基準審議会(IPSASB)2018年3月会議の報告 | 日本公認会計士協会
【IPSASB】国際公会計基準審議会(IPSASB)2018年6月会議の報告 | 日本公認会計士協会
【IPSASB】国際公会計基準審議会(IPSASB)公開草案第64号「リース」の解説 | 日本公認会計士協会
【IPSASB】国際公会計基準審議会(IPSASB)コンサルテーション文書「IPSASB戦略及び作業計画案2019年-2023年」の解説 | 日本公認会計士協会
【IPSASB】国際公会計基準審議会 公開草案第65号「IPSASの改善2018」の公表について | 日本公認会計士協会
【IPSASB】IPSAS第41号「金融商品」の公表について | 日本公認会計士協会
コーナー編集担当 伊澤賢司・蕗谷竹生